最近久しぶりに図書館へ行ったら、紅茶の本ってけっこうあるんですね。面白くて読み漁っていました。そして読んだ内の何冊かに、美味しい紅茶が飲みたければ
“旬に摘まれた新鮮な茶葉を選んでください とにかく鮮度命 ”
みたいに書いてあったんですね。実際の表現はもう少しマイルドでしたが、紅茶の鮮度なんて賞味期限しか気にしていなかった私にはショックです。
でもそう言われれば農産物ですから、新鮮な方が美味しいという感覚は理解できます。
これは一刻も早く新鮮な紅茶とやらを飲んでみなくては気が済みません。新鮮とは保管状態とか色々な条件があるのでしょうが、ここでは茶葉が摘まれてからの経過時間の一点に絞ります。
単体で飲んだら馬鹿舌には差が分からない気がするので、新旧を同時に飲み比べたい。ということで、素人目線でこれなら良いのでは?という下記の条件で探すことにしました。
・同じ茶園で
・同じ時期に摘まれた
・同じ種類の
・同じグレード(アルファベットが羅列してあるアレ)
で、去年と今年に積まれたやつ。
去年と今年の同じ銘柄を売っているなんてマニアックな紅茶屋さんあるかな?
色々探した結果、単一茶園の茶葉をたくさん扱っている、銀座のリーフルダージリンハウスに行ってみることに。存在は知っていましたが、利用するのは初めてです。
店内はダージリンをメインに収穫時期、茶園別に数々の茶葉が並べられており、何を選んで良いのやら〜と素人はかなり焦りました😅
店員さんのアドバイスをもらいながら、こちらの茶葉を購入!!
マーガレッツホープ農園 セカンドフラッシュの同じ種類で去年2022年に摘んだやつと今年2023に摘んだやつ。
何故これにしたかと言うと、以前マーガレッツホープを飲んで美味しかったのと、他の銘柄に比べて値段が手頃だったから。
値段はほんとピンキリでした。お店では緊張してよく見なかったけれど、もっと少量で高価な茶葉もありました。シングルオリジンというらしい、未知のセレブの世界であります。
私が購入した茶葉は30gで1,200円程でした。
サービスで今年のファーストフラッシュお試しサイズを付けてくれました。嬉しい。
さて、ソワソワと待った休日。自宅のポットを総動員して、さっそく淹れてみます。
※完全な素人がする飲み比べなので、参考にならないただの感想になります😅
バラバラな我がポット達。
お茶のプロが見たらダメ出しポイントが満載でしょう😅
準備中に蓋を割ってしまい、手前のポットなんてラップの蓋です。
購入した際に、美味しい淹れ方が書いてある説明書を付けてくれました。しっかり読んで、この通りに淹れてみます。
茶液の色はほとんど変わらないかな?
まずは2022年から飲んでみます。それでは…
お〜とっても美味しい。高級感のある、ザ・ダージリンという味。
そしてすぐに2023年を飲みます。
!!!
明らかに違います!今年の方が美味しい!こんなに違うの??という程。
今年2023摘み⇒良い方に青くさい、緑茶の仲間感。はとこ感。後味スッキリ爽快感。でもしっかり紅茶の香り。
去年2022摘み⇒鼻に抜ける香りが少しだけ、全然甘くないべっこう飴みたい。ほうじ茶の遠い親戚感。
いやどちらもめちゃくちゃ美味しいんですよ。ただ今年摘んだ方がいかにも、新鮮です!って味だったんですね。
ダージリンが青みのある味なので特にそう感じたのかもしれません。今回はセカンドフラッシュでしたが、オータムナルはまた違うのかも。
という訳で、今回は今年摘まれた茶葉の圧勝に終わりましたが…たった一種類試しただけです。
たまたま今年の出来が良かっただけかもしれないし、同じ年の中でもロットが違えば味の違いもあるのかな。
本当なら違う茶園の茶葉も比べたいのですが、なんせ高いから一度にはムリ。
これから機会を見て少しずつ、ダージリン以外でも新旧飲み比べたいと思います。